お知らせ
理事長あいさつ~対話を大切に~
会員の皆さまならびに関係者の方々には変わらぬご支援をいただき、深く感謝を申し上げます。お陰様でぱれっとの事業も42年目に入りました。
2025年はぱれっとにとりまして大きな事業変革の年となります。
緊急一時保護事業は、1993年のえびす・ぱれっとホーム設立当初より渋谷区から業務委託を受け32年に渡り受け入れを行なって参りました。しかし、入居者の方の高齢化にともない、暮らしの場であるグループホームと緊急一時保護事業との一つ屋根の下での共存、及び住み分けが難しくなり、今年から渋谷区との契約を取りやめることとなりました。
ニーズも高く、ご利用されていた方々にはご期待に添えず、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
また、ぱれっとの家いこっとは、障がいのある人とない人が共に暮らし支え合うというコンセプトで15年続けて参りました。しかし、ご入居の方の入れ替わりが頻繁になり人間関係も希薄になってきました。また、法的なバックアップもありません。この数年は、家賃など経済的問題も大きく、障がいのある方の入居がなかなか進まないこともあり、やむなくグループホームへの転換をする運びとなりました。また、隣接するえびす・ぱれっとホームの建物の老朽化問題も重なり、長期的視点に立って検討を重ねた結果、いこっとへの移転をする決断をしました。
「いこっとサポットの会」を中心に、大変多くの皆様に支えていただきましたこと、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
大きく事業が変わりますが、選択肢を作り続けるというぱれっとの理念を念頭に、引き続き実践してまいります。これからのぱれっとの事業運営において、一人ひとりがぱれっとの一員として、みなさんとともに組織を作り上げていきたいと願います。そこには、「信頼関係」と「心理的安全性」が不可欠です。何でも話し合える関係、風通しの良い雰囲気づくり、対話を欠かさない風土、お互いが安心して関われる居心地の良いぱれっとであり続けたいと思います。
引き続きご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。